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2010/08/16 (Mon) ゆっくり【未完のキャンバス】②

あちぃ。
夏ですもの、あたりまえですね。
でもあちぃモンはあちぃよ。
特に盆地の夏は、湿気が殺しにかかってる。
むしあちぃ。


【未完のキャンバス】第20話

今日は感想に乗じて憎いアイツの話をしようと思う。
アイツの名前はメアリー=スー。
もちろん某徒花に出てくるヤツじゃない。
いや、もちろんヤツも其れに含まれてはいるが、
今回のはその根源とも言える、もっと忌々しい存在の話をする。

まずは思い出してみようじゃないか。
この広大無辺なネットの世界で、
そもそもSRCというツールに出会ったのは何故だったのかを。
グーグル先生の導きか、それとも知人の紹介だろうか。
まァそこに至る経緯は数あれど、それを求め始めた動機は
きっと「スパロボのようなものをプレイしたい」
みたいな単純な一言に集約されるはずだ。
VBのインスコやフォルダ構成など、あまたの試練に打ち勝って、
わくわくしながら手に取ったスーパー〇〇大戦を遊んでみる。
しかし数少ない幸運な例外を除いて、
あなたは行き場を失くした期待感の処理に戸惑うことになる。
「なんかコレ……違ウヨ?」
確かにこれはスパロボっぽい。
自軍の面子を見渡せば、
マジンンガー・ゲッター・ガンダムと見事なまでに御三家揃い踏みだ。
しかし同時にこれはスパロボではない。
なぜって、絶対本家には登場しないような、
作者の脳内にしか存在しないマイナーな作品が参戦している。
しかもその未知の機体は往々にして、
胚乳より高機動で皇帝より高火力だったりする。
そして物語はすべて、その搭乗者を中心に展開し、
あなたの大好きな作品はそのための前座と成り果てる。
「なんかコレ……違ウヨ?」


今から四半世紀も前に、
遠く離れたアメリカの地で、まったく同じ悲劇が勃発していた。
『スタートレック』と言えば
SFマニアでなくともその名は耳に親しい。
70年代、爆発的な人気の後押しを受けて、
数多の二次創作作品が世に溢れた。
今となってはそれ等の代名詞となった
(精確にはそれらの在り方を揶揄したもの)
『A Trekkie's Tale』という作品に一人の超人が出てくる。
彼女は弱冠15歳にして世界のすべてに精通し、
卓越したリーダーシップで、
原作のメンバーからの愛と尊敬とを独占していた。
圧倒的な行動力で物語的整合性を壊して回り、
空気の読めない発言で全ての一般的な読者から顰蹙を買っていた存在。
そいつの名前は、メアリー・スーと言った。


この物語に"哲憲波歌音"という少女が出てくる。
あえて彼女のことをメアリー・スーと呼びたい。
キャラクター的にはその誰にも媚びない頑なさ、
データ的には潜在能力開放と熱血を具え持つその凶悪さからして、
そのための要件に不足はないように思える。
ただ彼女を嫌っているのは"読者"ではない。
作品中に登場する、顔のない少女たちがその憎しみの担い手だ。
発言をあげれば、こんな感じ。
「顔見るたびに何言われるのかって、
 ねぇ? やだよね本当、卒業までこの調子でしょ」
「学校やめてくれないかな……波歌音」
この辺の機微は残酷なほどリアルだ。
騎士団員としての彼女は、
けっして自身の職務に妥協を許さず、
その厳しい戒律を他者に押し着せることに躊躇しなかった。
そんな性質の悪い学級委員に顔を顰めた経験は誰にだってあるはずだ。
悲劇の種はここにある。
平等な他者がひしめき合う現実において、
彼女のように突出したメアリー・スーは疎外される運命にある。


しかし彼女は挫けない。
世界がわたしを認めないなら、
わたしの方から世界を変えてやるとばかりに、
自分のルールを世界に押し付ける。
苛烈さを増す職務の最中で、
彼女は己の分身とも言える『フェイティア』を自ら破壊した。
――なんでだろう?
と考えるのは、実際にプレイした人の仕事だ。
ケドわたしが勝手に思うのは、
彼女は彼女なりに世界に歩み寄ろうとたのカモという事だ。
顔の無いみんなを守るために、彼女は自分の一部を切り捨てた。
そうかも知れないし、そうじゃないかも知れない。
正直言って、この行動の解釈は難しい。
誰にも理解されなかったとしても、誰にも文句は言えないくらいに。


しかし時に、その複雑な行為の意味を理解してくれる人が居る。
より精神的にはハイネの、より物質的には覚の力を借りて、
彼女は再び剣を取った。
かつてのものより幾分鈍重ではあるが、その一撃はより強力だ。
顔のない哂い声と、己への迷いなんて、
あっという間に粉々にされてしまう。
再び剣を取った"哲憲波歌音"は、問答無用にかっこいい。


プレイして見て思うのは、
時にはメアリー・スーも悪くないという事だ。
いや、悪くないなんてモンじゃない。
いったい彼女ナシに物語が動くなんてことがあるだろうか?
少なくとも、いつも他人の評価に汲々として、
空気の読めないヤツと
"呼ばれないこと"を最優先事項にして生きる私には、
世界を物語る資格なんてありはしない。


一度メアリー・スーは顔のない多数派に歩み寄ったが、
世間の方からそんなのゴメンだと拒絶された。
しかし、ある意味メアリー・スーや
マーティ・スーばかりの奇妙な少数派は、
暖かな無関心さで迷う彼女の手を引いた。
世間から少しばかり"浮いた"彼らは、彼女の居場所足りうるのか。
その『結末』は留保されているが、
その『始まり』は
作者氏らしい"青臭さ"で祝福されているように感じた。

「必ず守ってみせますわ」

あぁもうっ…、かっこいいなァ、こいつぅ!

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